絶対ルールとは!?
絶対ルールとは、個人とヘッジファンドでの13年間のトレード経験から生まれた「これだけは絶対に守ったほうが良い」と思う4つのトレードルールです。
- 絶対的損切ルール
- 利食いラインを決める
- ナンピンの禁止
- 順張りの徹底
- 勝ち逃げをする
誰もが聞いた事のある言葉が並んでいますが、決して投資の本を読んで導いた答えではありません。僕のトレード歴の中には、リーマンショック、東日本大震災、黒田バズーカ、トランプ相場などがありました。そのような数々の急変動を経験したからこそ辿り着いたトレードルールです。
絶対的損切ルール
損切とは、評価損が出ているポジションを決済して損を確定することですが、僕の設定する損切ルールは運用資産の5%以内です。※相場の流れによってはすぐに損切ったりすることもあるので「以内」としています。
本サイトでは運用資産は30万円なので評価損が15,000円以上にならないように、それまでに絶対に損切りをします。
10回に1度のミスが致命傷になるのが相場だよ。
利食いラインを決める
損切ラインを決める人はいますが(実行出来るかは別として)、利食いラインを決めない人が多くいると思います。利食いのタイミングを逃さない為にも必ず設定するようにします。
損切ラインのように明確でなくても良いです。本サイトでは1日3,000円の利益で十分と考えているので、3,000円以上になったらタイミングを見て利食うようにします。
例えば、評価益1万円あったけど下がってきて3,000円になったとする。利食いラインを決めておけば気持ち的にそこで利食いやすくなるという考えです。
よくあるパターンが、利食えたポジションが結局損切になること。利食える時に決済しましょう。
・利食える時に利食う
サラリーマンの小遣いにしては多いでしょ。
ナンピンの禁止
ナンピンとは、保有ポジションが予想と逆に行ったときに、同じポジションを追加して平均価格を下げることです。
例えば、先物ミニを1枚@10000円で買っていて、先物価格が9000円下がったときに1枚追加買いして平均価格を@9500円にします。これをナンピンと言います。
本サイトでは損切をするので基本的に保有ポジションが増えることはあり得ませんが、価格が逆に行くとすぐに追加したくなるものです。しかし、経験上成功したケースは少ないです。
傷口を広げるだけなので絶対に止めましょう。
1929年の世界恐慌を言い当てたアメリカの伝説の投資家ウィリアム・ディルバート・ギャンは「ナンピン買いが出来るのはロスチャイルド、カーネギー、モルガンの3人だけだ。ただしその3人はナンピン買いするほどバカではない」と言ったそうです。
ナンピンは多くの人がやっていると思います。個人投資家の勝てない理由の一つなのかもしれません。絶対に止めましょう。
・大金持ちしかしてはいけない
順張りの徹底
順張りとは、株価などが上昇しているときに買い、逆に下落基調のときには売るという、トレード手法の1つです。その反対の発想に逆張りという手法があります。
まだ下げているけどそろそろ底値だろうからここらで買っておこうという逆張りではなくて、戻り始めてしばらくしてから買うくらいのスタンスが良いと考えます。利益は少ないですが、逆張りより勝率は高いです。
2020年後半のコロナバブル相場で多くの個人投資家が売り方に回り損をしたようです。今の経済状況で株が上がるのはおかしいと思いますが、上昇基調であるのは確かなので、流れに反したトレードは控えるべきと考えます。
本サイトではその時の相場の流れに乗ってトレードする投資スタイルを取ります。
・順張りの方が勝率が高い
勝ち逃げをする
勝ち逃げとは、まさに言葉のとおりですが、僕の考える相場での勝ち逃げとは、勝った分は全額若しくは半分を証券口座から出金してどこかにプールしておくことを言います。一番良いのはそのお金は二度と相場では使わないことかもしれません。
個人投資家の9割は損をしていると言われていますが、僕の持論では、運用資産が増えたことでポジションを増やし損切ルールを守らずトレードを続けた場合、残り1割の勝ち組の人もいつか必ず大負けをする日がきます。
勝ち逃げこそが一番のヘッジだと考えます。
・勝ち逃げこそが一番のヘッジ