オプション売りとは

ブログを開いて下さりありがとうございます。
本日はオプション売りについて書かせていただきます。

プット売りなら儲かっていた？
オプション売りとは
1. 簡単に説明すると（個人的意見です。。）
だから結果としてどうなる？
まとめ

プット売りなら儲かっていた？

5月18日からのトレードで約１４万円負けてしまいました。僕にとっては大金で瀕死の重傷です。ポジションはすべてプット買いでした。

逆に、もしプット売りをしていたら１４万円稼げていたのか！？それは、正解です。
オプション売りの損益計算方法はオプション買いとは真逆になるので稼げていたことになります。

オプション売りとは

そもそもオプション取引とは（マネックス証券記事参照）
あらかじめ定められた期日（満期日）にあらかじめ定められた価格（権利行使価格）で日経平均を買う、または売る権利を売買する取引です。また、「売る」権利のことを「プットオプション」、「買う」権利のことを「コールオプション」といいます。オプションの売り手と買い手は満期日までに、オプション市場において買ったオプションを転売する、売ったオプションを買戻すと言う反対売買によって決済することが出来ます。オプションの買い手は権利を得るために売り手に「プレミアム」と呼ばれるオプション料（＝いわば株価のようなもの）を支払い、売り手はこのオプション料を受け取ることになります。取引単位はプレミアムの1千倍で、証拠金は売り手のみ必要です。買い手はプレミアムを支払い、証拠金の必要はありません。

証券会社の説明を見るとどこも上記のような記載があります。

簡単に説明すると（個人的意見です。。）

オプション売りは株の空売りと似ていて、例えばプレミアムを１０円で新規売りして５円になったら５円(5×1000＝5000円)の儲けになります。プレミアム(株価のようなもの)が下がったら儲けになるんです。

また、プレミアムが10円の場合は10円×1000＝10,000円なので、約定した時点で1万円を受け取ったことになります。余力さえあれば出金することもできます。ここが面白いと思っています。

高い証拠金が必要

そして、新規売りをする際は証拠金という補償金のようなものを預ける必要があります。証拠金はプレミアム価格が高いほど同じように高くなります。すなわち、リスクが高いほど証拠金が高くなります。

なので、例えばプット27000を売ってプット26500をヘッジで買った場合、リスクが少なくなるので証拠金が安くなります。（そうならない証券会社もある。昔は大和証券）

例）先物価格28900円（6月9日現在）
6月プット27000円　プレミアム＠2円
証拠金　316,000円
6月プット28000円　プレミアム＠12円
証拠金　617000円
27000円の行使価格より28000円のほうが倍近く高いことがわかります。先物価格に近いほうが高くなるんです。
注）証拠金は証券会社によって多少違いがあります。

プット27000円のプレミアムが＠2円ということは、SQ日までに27000円まで先物価格が下がらなければ２０００円の儲けになるということですが、２，０００円を儲ける為に316,000円を預ける必要があることになります。オプション売りをやるにはお金が必要なんです。

プレミアムとは

僕の考えるプレミアムとはSQ日までのリスクの価格だと思っています。
オプション取引と言うのはSQ値が行使価格に届くか届かないかを予想するゲームのようなものです。

例えば、先物価格が28000円でSQ日まで1週間ある場合、プット27500のプレミアムはプット25500のプレミアムより高いです。残り1週間あれば先物価格が500円以上下げてプット27500がインザマネーになる可能性は十分にあるからです。

プット25500がインザマネーになるには1週間で2500円以上下げなければならず、可能性は低いのでその分プレミアムは安いのです。（高かったら簡単に稼げてします）

損失無限大・利益限定

オプションの売りは、新規売り注文を出して約定した時点でプレミアム価格分の現金を受け取ったことになります。なのでプレミアム価格分が最大利益となります。受け取った分以上に稼げることは絶対にありません。

例）
プット28000円　プレミアム価格＠10円
約定した時点で1万円もらえる。
先物価格がどこまで上がろうとも最大利益は１万円となります。先物価格が下がってプレミアムが＠20円になった時に返済すると、20円(2万円)で買い戻すことになるので10円(1万円)の損となります。

先物価格が下げて28000円に近づいてくるとプレミアムは上がって行くので評価損は増えていきます。上記のように途中返済せずにSQ日まで持ち越し、SQ値が27000円だったら1000円インザマネーなので100万円の損失になります。1万円を稼ごうとして100万円の損失を被る可能性があるということです。これがオプション売りの怖いところです。

追証の可能性も

また、上記に書いたとおりプレミアムが上がるに連れて証拠金も上がります。証拠金が余力以上になると追証となり、新規注文が出来なくなります。そして翌日中に不足金を入れないとポジションを強制決済されてしまいます。相場の急変動時は注意が必要です。

下げても上がっても稼げる

オプション売りは、新規売りしたポジションがインザマネーにならなければ儲けとなります。極端な話、相場が全く動かなくても設けることが出来るのです。オプション売りの特徴です。

オプション売りまとめ

プレミアムが下がったら利益
証拠金を預ける必要がある
プレミアムが高いと証拠金も高い
プレミアムとはリスク価格
利益限定・損失無限大
追証になる可能性がある
相場が動かなくても稼げる

だから結果としてどうなる？

少し長くオプション売りについて書きましたが、上記を踏まえて実際の僕のトレードを参考にしながら、なぜオプション売りなら儲かったのかを検証します。

5月18日　6月プット23500　売り返済　－４１，３９６円
5月25日　6月プット24250　売り返済　－１７，３９６円
5月26日　6月プット24000　売り返済　－３４，３９６円
5月28日　6月プット22250　売り返済　－３８，３９６円
6月4日　6月プット25000　売り返済　－１８，３９６円
損益合計　－１４９，９８０円

上記トレードは先物価格が27500円～28000円近辺で行ったと思います。26000円まで下げると思ったので。。

予想と反して相場は上がり29000円を越えました。ですので僕が買った行使価格から先物価格がドンドン離れたことでプレミアムが下がっていきマイナスが膨らんでしまいました。

もし、先物価格が27500円の時に上記ポジションのプット売りをしていたら稼げていたことになります。